セールスはお客が目の前にいてこそ始まる
凄腕のセールスマンっていうとどんな人を思い浮かべますか?
道行く人に声を掛けて、30分もしないうちに商品を販売する人?
実演販売のプロ?
ジャパネットの社長?
色々思い浮かんだと思います。
が!
ここで、この人たちが凄腕と言われるのには1つ前提条件があります。
それは、見込客がいるということ。
道行く人に声を掛ける人も、よくよく見ていくと
どういう人に声を掛ければいいのかな?というのを経験則で知っているものです。
余談ですが
僕は駅前で店舗集客用の割引クーポンを付けたチラシを配ったりしたことがありますが
目の前を通り掛かる人全員に声を掛けるようなことはしなかったです。
チラシを手に取ってくれそうな人を対象としていました。
両手がふさがっていない人(笑
そして急ぎ足ではない、買い物客風の人
お店によく来る人と似た感じの人
ざっくり言えば、この3つに当てはまる人にだけ声を掛けていました。
チラシにつけたクーポンや時間帯によっても差は出ますが
5~10%はこのチラシで来店
そして店舗のほうでは、販売経験豊富な別の方が裁くわけです。
セールスでうまくいくには見込客がいること
テレビ通販でモノが売れるというのも前提として視聴者がいるからです。
平日11時前後、15時前後は主婦層の家事が一段落する時間帯
テレビを見る人が多くなるから、そこを狙うわけですね。
スーパーなどの実演販売だって
そのスーパーに買い物客がたくさん来ているから一定の割合で売れる
他の営業にしても
テレアポのリストがあるとか、過去の顧客情報があるとか
買ってくれそうなお客さん候補がいるからこそ
「売れるセールストークを使えば、一定の割合で売れる」ということ。
逆に・・・
見込客がいなければ、セールスのしようがないわけです。
マーケターの考え方
そしてセールスとマーケティングは、似ているようで別物です。
会って話せば、欲しいと言ってもらえる。買ってもらえる
これはセールス。
そのセールスマンに、どうやって会ってもらえるか?
興味を持ってもらえるか?
これがマーケティング。
興味を持っている人に、モノを売るのは簡単で
それこそ「欲しいですか?」と訊くだけですよね。
興味を持ってない人に、「欲しいですか?」と訊いても
NOと言われるのがオチじゃないでしょうか?
勘違いさんは、「諦めるな」とか「引き下がったらダメ」と
時代錯誤も甚だしいアドバイスをするんですが
これ、やっちゃダメですよ~
Noって言われたということは
あなた自身か、あなたの商品に興味がないわけです。
それを強引に進めようとするからウザがられる。
それよりも興味を持ってもらえる話は何かを探った方がいいんです。
それではまた次回
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